SSブログ

歴史を知ると物の見方が変わる

昨年9月から、古事記を原文で読むことをはじめました。読む前の古事記に対する見方は、古事記は、神話ばかりで古代の人の夢物語である。それに対して、是ではいけないと考えた人が、直ぐに、訂正するつもりで書き表したものが、日本書紀である。
 ここ8年間、奈良を散策する楽しみを教えて頂いた方がおられます。家内の中学時代の国語の先生です。当時の教え子を引率して奈良を一ヶ月に一度、案内して頂きますが、そのときに、膨大な資料を作ってこられ、その中に、古事記と日本書紀の原文が、度々登場します。はじめは、先生が読まれるときに、何処を読んでおられるのか見逃さないように字を追いかけるのがようようでしたが、最近は少し読むことができるようになりました。
原文を読みますと、是までと違った見方ができることが判るようになってきました。これも私一人の力ではなく、ある人が書かれた本の影響です。
その方の云われていることを、一言で記しますと、「古事記に書かれている神話は、実際にあった話」です。
話しは飛びますが、10年ほどまえに、中国に行き万里の長城をみました。100メートルほど、実際に歩きました。凄いなの一言です。7年ほど前に、ローマを訪れました。こちらも、街の中のあちこちに、当時の城壁がありました。こちらは、他の遺跡に圧倒され、凄いなという意識はありません。ローマの城壁は、ローマ市内だけですが、ローマがどんどん勢力範囲を広げたときには、どんどん城壁を作っていったことが、NHKの番組で報道されていました。(確か、イギリスにある遺跡でした) ローマの城壁は、万里の長城以上のものです。
最近は、凄いなではなく、城壁は、物を取った人達が今度は取られたくないために作るものだというような考えに変わってきました。どれほど、凄い搾取を行ったかの歴史的証拠だと思っています。
このように物の見方が変わったというだけで、このことが、正しいとは限りません。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。