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歴史番外編 No22 奈良県の御県神社考察 [歴史番外編]

歴史番外編 No21 を三人の方に、お見せしました。三人三様の違った反応を示されました。共通することは、三人とも、チラッと見られて読まれませんでした。三人目の方は、「あなたの文章は難し過ぎる」でした。文章がむずかしいのではなく、漢字が難しいから読めないということです。
 「御県神社」はなんと読むのか? 私も初めの内は、読めなくて頭が、拒否反応を起こしました。ふりがなを打ってくれれば良いのに、勿体ぶって打たなくて などと読むのを辞めた記憶があります。ところが最近は、振り仮名がある文章を見ると頭が、瞬間ですが、漢字を見てどのような漢字か、なんと読むのか、いろいろのことを判断しているのが分かります。ところが、振りかなが書いてあると、頭は一瞬、そのカナを読んでいます。ということは、漢字には意味があるのに、その意味を考えることは中止してしまいます。次々にふりがなを読むことによって、頭が考えることを中止してしまいます。そこで、私は出来るだけ振りガナをつけないことにしています。
 ここまで、読まれて気がつかれましたか? 
フリガナという表記の方法を 「振り仮名」「ふりがな」「振りガナ」と変えてみました。どれが読みやすかったですか? 同じ文章の中ですと、同じ表記を使うのが普通らしいです。普通とは、読みやすい、理解し易いということです。しかし、私は違うと思います。前後に漢字が多い場合は、「ふりがな」を使った方が読みやすいです。かなが続いているときは、「振り仮名」が読み易いです。でも、小学生向けに書いているのであれば、「振り仮名で」は読めないかもしれません。
 話を元に戻します。では、御県神社はなんと読むのか? この漢字は古い文献に書かれている漢字表記ですから、当時の人は、読んでいたはずです。「おんけん」「ぎょけん」「みけん」「おんあがた」「みあがた」「みあかた」こんなものでしょうか! 読まれた方が分からない時は、「県」と言う漢字を辞書でひかれたら解かります。「けん」の外に、「あがた」があるのが解ります。驚いたことに「さかさづり」「かける」があります。奈良の西井戸堂町の山辺御縣坐神社の近くには、「アカタ」というカタカナ表記の小字があります。ということは、「アガタ」と濁らないで、「アカタ」と読んでいた可能性があることが分かります。このように書きますと、「小字」とはなんだということになります。では、自分で辞書をひいて、「小字」を調べることになります。小字は「こあざ」と読みます。このように一つ一つ説明すれば良いのですが、この部分も頭が考えることを寸断されてしまいます。
一応、「みあがた」が正解ということになっていますが、絶対かといいますと、誰にも云いきれないと思います。
 いよいよ、御県神社について考えてみます。「県」が未だに、よく理解できません。誰でも知っているのが、現在の宮崎県などについている県(縣)です。行政区画の読み名です。この外に、道、府があります。中国の秦の時代から、使われている行政区画です。そうなってきますと、例えば、十市県、添上県、高市県はいつからあったのか調べていませんが、神社ができたときは、すでに、有った事になります。誰がこれを考えたのかとなりますと、直ぐに、中国から学んだのだろうと推察する人が殆どだと思います。学んだということは、学ぶ人が大勢いて、教える人が少ないときに成り立ちます。このような国の仕組みを考えるグループがあるとします。メンバー全員が日本人の場合、メンバーが中国まで行って学んでくることもありますが、メンバーの半分が中国人であれば、学ぶ必要などありません。彼らの提案を採用するかしないかの問題になるだけです。私は、半分以上中国人・朝鮮人・その他であったと推察しています。
「県」の前に「御」が付いています。御の漢字を調べてください。私は、御は尊敬を表す字と思っていました。天照大御神は古事記における表記です。日本書紀では、天照大神です。日本書紀の編集者は、どうして「御」をはずしたのでしょうか? 大神だけでも、大に偉大なという意味が含まれますから、尊敬の意味もあるのでしょう。古事記では、その上に「御」の尊敬の意味が付いていることになります。詳しく調べたわけではありませんが、「御」は、制御とか、御者の熟語があり、元々は、馬に関連する漢字のようです。暴れ馬を制するところからきたのでしょうか? 調べてみるものです。辞書は①より⑦まで書いてありますが、①には「おさめる」とあります。尊敬は6番目です。
御が尊敬の意味ですと、天照大御神は、天照御大神と書かれているはずです。天照大御神は、他の人のリーダーになる人として名付けられたと思われます。
これで御県神社の御県の御の意味が判ります。県を監督する立場の働きがある神社ということになります。県主神社と性格が違うことが分かりました。
御県神社の考察に至りませんでした。次回にします。


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