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 No47 オセアニア大航海展 [歴史番外編]


 昨日、大阪府・吹田市の国立民族学博物館に行ってきました。「オセアニア大航海展」開催中でした。先日来、九州の宗像大社の沖ノ島に祀られているタキリ姫のことを書いています。沖の島は行ったことがありませんが、インターネットで見ただけでは、このような島には、人は住んでいなかったのではないかと書きました。しかし、昨日、見学をしているうちに、書き直さないといけないのではないかと思っています。その他、いろいろ新たらしいことを、勉強をしてきました。

オセアニアの島々で、人間が入っていない島はないこと。現在住んでいる人たちのルーツは、世界史の常識では、アフリカが人類発の地ですが、その後、時代が下りますと、中国大陸から移動したことが図示されていました。この小さな船が3000kmを公開した舟と思うのですが、それにしても小さい船です。どこかの古墳の壁に、確か、2本の棒を描いた船があったような記憶があります。こんな船が日本にもやってきたのでしょうか?

 内容は、オセアニアの人たちが、これまでどのような歴史を経て現在の生活があるかを民族学の立場から解明し、みなさんに提供しようという企画です。

紀元前の人たちが、行き当たりばったりではなく、星と太陽と海と動物たちが提供してくれるデーターと長年の先祖からの伝承だけで、航海をしていた様子を浮き彫りにしています。わたしの疑問は、なぜ、荷物も積むことができない小さな舟で航海する気になったのか理解できませんが、金がほしい、こしょうがほしい、絹がほしいだけでは解けないものがあることが判りました。
上の写真をクリックしますと、大きくなります。
 僅か、数分見ただけのビデオと購入した展覧会用の冊子の知識から判ったことは、ハワイからタヒチまでは往復していたようですし、ハワイからサタワル、パラオを経由して、現在の航法を使わないで、日本まで航海したホクレア号は、紀元前でも、航海の可能性を実証しています。
 また、別のチェチェメニ号がミクロネシアのサタワルから沖縄まで航海したことも知りました。チェチェメニ号はその後、日本まで来て、現在、常設展示場にあります。このことは、帰宅してから知りましたので、よく観察してきませんでしたので、また、見に行こうと思っています。

民族学博物館の30周年特別展です。近くの方は、一見の価値ありとお勧めします。


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