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No469天孫降臨(42)  美作の陶棺 [日本大好き]

美作国が、特別な国なのではないかと書きました。その一つの理由として、地名が難読であることと「神」の字がつくことを挙げました。これは、膨大な国土地理院の地図を、全部眺めた人には、すぐ理解できますが、私の文章を読んだだけですと、馬鹿だなと思われるだけだと思います。
 もう一つも陶棺のことを述べました。このことも、別に大したことでないようにおもわれるでしょう。実際に展示されてある陶棺をご覧になるだけで、これは特殊だと思われるでしょう。一番、見事なのは、岡山県に行かれることです。あまりにも、沢山あるらしくて、無造作に置いてあるといった感じです。そのことだけで、これは、何なのか知りたくなります。
 しかし、石棺のことで、素晴らしい研究をされたプロの間壁忠彦・間壁葭子氏が、『吉備古代史の未知を解く』で挑戦されましたが、解明できていません。

 そんなことは、証拠にならないと否定することは、簡単ですが、小さなことを集めますと、自然と全体が見えてきます。
 その一つを書いてみます。
陶棺がいくら多く出土してもユダヤ人には結びつきません。
たくさん出土した中の一つが東京国立博物館に納められています。棺桶の写真はみることができます。陶棺の側面に一人の人物が刻まれています。問題はその人物が両手で触っている羊です。羊は神の使いですが、その刻まれている尾の先が太くなっています。相当大きな尾が描かれており、この羊のことを寒羊といい、中国でも見つかっています。
田村誠一氏は著書で、ユダヤ人が中国を通って、美作までこの羊を連れてきた証拠だと述べています。
 これだけでは、証拠にはならないと思います。描かれている動物が羊とは限りませんが、これほど尾が大きいものはいないでしょう。写真を拡大しますと、手でなにかを与えているように見えます。後の波の様なものは、山でしょうか? ヒルゼン高原の三山のようにも思えます。前の2本の棒の様なものは、牧場の柵でしょうか? そうしますと、飼育していたことになります。
 この羊は尾に冬を乗り切るために脂肪を蓄え、イスラエル原産だとされています。
 そこで、田村誠一氏は川瀬勇氏を紹介しておられます。
   川瀬勇氏は牧草の研究家で世界各地を歩いておられます。川瀬勇氏は著書『日本民族秘話史』において、イスラエル原産の寒羊が満州などの各地で見つかり、ユダヤ人と関係があると述べています。
 この寒羊が我が国に連れて来られて、この羊の毛で作ったフェルトが正倉院の御物の中にあることを述べています。
 しかし、この羊の毛で作ったフェルトが正倉院の御物の中にあっても、羊が日本まで連れて来られたことにはなりません。 川瀬勇氏は独自の立場でユダヤ人が日本にやってきたことを書いておられるそうです。こうなりますと、著書『日本民族秘話史』を手に入れて、直接読んで確かめようと思います。

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