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歴史各論  勾玉(5) スサノオ 高天原で大暴れ [日本大好き]

高天原に乗り込んだスサノオは、大暴れをし、危険を感じたアマテラスは、天の岩屋に籠ってしまいます。そのために、世界は、真っ暗になってしまいます。
 この時の様子は、古事記は次のように記しています。
 原文と翻訳は、http://homepage1.nifty.com/o-mino/page309.htmll に。

このうち、内容を箇条書きに整理をしてみます。
 神々が集まって相談したことになっていますが、最高の指導者は高産巣日
神の子供の思金神です。 全体的に、ものごとを考えるようにしました。
次の人にいろいろのものを確保するように命します。

①思金神---常世の長鳴鳥を集めて鳴かせた。
②伊斯許理度賣命---鏡を作る。
③玉祖命---八尺の勾たまの五百津(イホツ)の御須麻流(ミスマル)の珠を作る。
④天兒屋命---占いをさせた。
⑤布刀玉命---占いをさせた。

 さて、準備したものは、鏡と勾玉です。

翻訳文の意味がよく判りませんが、〔天の香山(カクセヤマ)の眞男鹿(マオシカ)の肩を内抜いて抜いて天の香山の天の波波迦(ハハカを) 取って、占らないなかなはしめて、〕の部分は、天の香山にいた眞男鹿(マオシカ)の方の骨と天の香山に生えていた天の波波迦という木を準備し、その木の
上の枝に、取著八尺の勾たまの五百津の御須麻流の玉
 中の枝に、八尺鏡を取り懸け
 下の枝には、白丹寸手(シラニキテ)、青丹寸手(アオニキテ)を取り垂でて、
 占います。
布刀玉命と天兒屋命は、仕事を分担したようです。
布刀玉命が布刀(フト)御幣登(ミテグラト)取り持ちて
天兒屋命は、布刀(フト)詔戸(ノリト)言祷(ゴトホキ)白(モウシ)て

外に、天宇受賣命や天手力男神の協力もあって、天照大神に天岩屋から出て来てもらうことになりました。

この部分のことから、勾玉は、身に着けることによって、願い事が適うだけではなく、占いをするときの道具として使われたことが判ります。
そして、天皇家では、この5人が重要な人であったことが、示されています。

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