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小さな発見・新しい発見 白鳳(3)元号 [神社からさぐる歴史]

白鳳のことを調べていましたら、白鳳は、元号として使われていたという事は事実野様です。世の中、全てのことから見れば、元号のことなどどうでも良い様に思えます。小さな発見ですが、私にとっては新しい発見でした。

どこで発見したかと云いますと、
飛鳥時代に伝わった仏教が見事に開花した白鳳美術展
http://www.bell.jp/pancho/k_diary-16/2015_07_31.htm
 この中に、次の文章がありました。

 ---わが国の正史には、「白鳳」という年号はない。孝徳朝の大化5年(650)に穴門国から白い雉(きじ)が献上され「白雉」と改元したことはあるが、「白鳳」ではない。しかし、かなり古くから「白雉」の別名として「白鳳」が使われていた記録がある。例えば天平9年(737)の太政官奏には、「白鳳」の表記が見られる。仏教関係の書物でも、天武朝(673 - 686)を「白鳳」という年号で呼んでいるものがあるという----

 ここに、「白鳳」という元号が書いてあるから、元号があったのだという訳にはいきません。
 そこで自分で調べることにしました。

日本で最初に出来た元号は、「大化」です。 これは、「大」は中国の皇帝を表したのではないかと考えています。
「化」は、倭国を自分達(藤原氏)の国に「化け」さすのだという希望を表していると。
 3番目は、朱鳥 686年   中国の元号に、同じ意味の赤鳥があります。 
  西暦238~251年。
 4番目の元号は、「大寶」があります。寶の漢字は、
寶 

http://kanjitisiki.com/jis2/2-1/847.html
です。 ウカンムリは、宀の字は交差して覆う屋根をかたどり、家屋を意味する。

ウカンムリの漢字  http://kanjitisiki.com/busyu/3kaku/15.html
大きな屋根の下に、王+缶+貝 が存在することを表しています。

「カン」は、本来は「罐」の音である。「缶」は日本特有の略字であり、本来は「フ、フウ、ほとぎ」と読む別字で、酒を入れたり打楽器に使ったりする素焼きの甕を意味した。 と書いてありますが、 日本で作られた略字が、中国の寶の漢字の一部に使われているのは、おかしいですから、「缶」は別の意味があると思われます。
「貝」字は貝殻を意味し、子安貝の貝殻の形に象る。古代においては貝殻が装飾品や貨幣(貝貨)として使われていたので、財物・貨幣の意味が生じた。

ただ、中国にも、「大宝」が見られます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E5%8F%B7%E4%B8%80%E8%A6%A7_(%E4%B8%AD%E5%9B%BD)

中国の元号が、どのような意味を持つのか分りません。そこで、日本では、元号を決めるときには、どの様にして決めたかは、次の所を見ると分ります。

平成、昭和…元号の由来とは
http://matome.naver.jp/odai/2134905752363268901

「平成」の名前の由来は、『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からで「内外、天地とも平和が達成される」という意味。

 僅か、三例ですが、『書経』や『史記』に掲載されている漢字を抜きがきした様に思えます。
『書経』については、次のような記事が見られます。
昭和や平成を始め35個の日本の元号は、この書が由来になっている。ただし、平成については出典箇所が偽古文尚書であるため、一部の専門家からは典拠としてはふさわしくないと指摘された。

このように見てきますと、私の「最初に出来た元号は、『大化』。 これは、<大>は中国の皇帝を表したのではないかと考えています」という新説は、賛同されないような気もしてきます。

『大化』は、始めての元号であり、藤原氏が、天皇家から、支配力を奪った記念日の命名は、間違いないように思います。
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