古事放談 2－4 日留山人

魏氏倭人伝は中国人向に書かれたので、日本人に読ませるためではない。対馬の次に一大国とかかれている。中古語句人がこれを壱岐と理解してくれるだろうか。
　倭国の中の一大国が方三百里しかなくて、漢は方四千里と比較して考えることだろう。
　九州には朝鮮から文化等が伝わったと教えられて来た。この時の朝鮮とは南鮮のことだ
と許り考えていた。
　しかし魏の都からは南鮮の沿岸を通ったのに過ぎなかった。しかもこれは魏の使者に限ったことではなかった。南鮮は紀元前100年から、315年に高句麗が独立するまで、一度も中国の植民地になったことはなかった。
　北鮮の中国植民地と九州と酷似していたのである。九州は中国の植民地だったのだ。
　洛陽から一度朝鮮に文化が伝わり、ここ消化されて九州に伝わったのであればよい。香港やシンガポール経由で和蘭の文明が日本に伝わったのなら、これは少く共中国経由と云えないだろう。
　朝鮮経由位人を惑わせる言葉はないだろう。


　古事放談　　2－4　 38頁より引用


私からの一言
「九州には朝鮮から文化等が伝わったと教えられて来た。この時の朝鮮とは南鮮のことだ
と許り考えていた」

　この事は、なにか証拠は有るのでしょうか。
「九州には朝鮮から文化等が伝わったと教えられて来た」と書いてありますが、私は60年ほど前の教育を受けましたが、記憶に有りません。　そのように理解はしてきました。

　最近、韓国のことを書いた本を二冊読みました。二冊とも、韓国が無かったら、日本と云う国は存在しないようなことが書いてあったように記憶します。
　表紙(帯)に書かれた字には、
　「古代の天皇は韓国人」　「万葉集は韓国語！？」　この二つがありました。

　韓国の人は、殆どの文明は、日本へ与えたように思っていることが書かれていました。
　　これだけ、自信満々で、書いてありますから、韓国の人は、そのように教育されたのでしょうか。