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No259 志摩国の地名 その2 [日本大好き]

まず、地名「大王」と「御座」が、どうして気になったかです。
「大王」の方の「大」は、天照大神な偉大な人にしか使われません。そこで、全国にどれだけあるか調べました。
青森  東経141度06分
栃木  東経139度38分
新潟  東経138度05分
三重  東経136度53分
岡山  東経133度45分   北緯34度52分
宮崎  東経131度06分   北緯31度57分
鹿児島 東経130度41分   北緯31度55分
 7ヶ所というように少ない地名は、特殊な地名になります。滋賀県の近江八幡市に「白王」という地名があります。  白王 http://homepage1.nifty.com/o-mino/page157.html - イザナギはどこへ行ったか http://homepage1.nifty.com/o-mino/page669.html  もっと沢山の理由から、近江八幡市の「白王」は、白狄人であったイザナギが住んでいたのではと推察しています。では、「大王」は誰が住んでいたのかとなりますが、判りません。
一方、 「御座」の方ですが、 
 福岡 東経130度56分 北緯33度48分  読み おざ                                        
 三重 東経130度56分 北緯33度48分  読み ござ
 福岡 東経130度53分 北緯33度48分  読み ござ
こちらも、少ないですから、特殊な地名です。京都府福知山に「天座」という地名があります。ここは、いろいろのことから判断しますと、アマテラスが、丹後にいる漢人の南下を防ぐために、出動したときの駐留地だと思われます。

『伊勢神宮は、元は大江町にあった』http://homepage1.nifty.com/o-mino/page704.html
に書いていますから、参考にしてください。
「天座」は、天皇家の皇祖神と考えられています。このことから考えますと、「御座」は、天皇が一時にせよ、住まわれたところではないかと思います。
伊勢神宮は、11代の垂仁天皇の御代に造られたことになっています。その後、天皇が伊勢志摩に来られたのは、古いところでは持統天皇だけですから、行幸すら反対されたのですから、
あると述べています。天皇を襲う恐れがあったからこそ、行幸しないように止めたとしますと、理屈が成り立ちます。大神神社の神官が、藤原氏の息がかかっていたことになります。当然です。大神神社は伯耆の国にあったのに、無理やりに奈良に移した形跡があります。「御座」に住んでいたとは考えにくいです。
では、誰だと言いますと、神武天皇しかないのではないかと思います。
神武天皇は、東征の折、和歌山の新宮から山中を行軍して、奈良盆地に到達したことになっています。
その時に、神武天皇自身が、この御座に駐留して、伊勢から奈良を攻撃したのではないでしょうか? その時に、通った道が、熊野街道(42号線)ではないかと推理しています。
この道の途中に、大宮町があります。大宮町には、伊勢神宮の別宮である滝原宮があります。神武天皇が休憩された所に、祠がたてられたのではないでしょうか? 垂仁天皇の御代に伊勢神宮が造られた時に、別宮にされたかどうかは、今後の調べによります。
滝原宮http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%A7%E5%8E%9F%E5%AE%AE の位置は、正宮から一番遠い所にあります。こんな遠くにどうして、造らなければならなかったか、理由が見つかりません。滝原宮は、奈良から伊勢へ、伊勢から奈良への天皇家の移動をチェックするために、式内社の名を借りた、藤原氏の布石ではないかと推理しています。
以上は、推理の連続ですが、神武東征は、伊勢からも攻撃の構えを見せた、又は伊勢への退路を断たれたために、ニギハヤヒは降参したのではないでしょうか?

付け加えますと、神武東征の折、高島宮で、8年間留まったということが、古事記に書かれています。岡山県に高島というところが、3ヶ所ありましたので、2ヶ所行ってきました。一つは笠岡市になりますが、神島(こうのしま)から、船に乗らないといけません。この島に、「王泊」という地名があります。神武天皇のころは、天皇とは言わないで、「王」といったのではないでしょうか? ここに8年間住んでいたのではなく、数日間泊まったのではと勝手に想像しながら、休日を楽しんできました。
http://blog.so-net.ne.jp/nihonnsi/archive/20061106

さて、大王はどうでしょうか? +
神武東征は、ユダヤ人の協力がなければ、達成することはできなかったと考えています。
前回に紹介しました難読地名
安久志、安楽島、加布良崎、相差、千賀、安来、的矢、阿津麻利崎、畔名、甲賀、和具、越賀、大王、波切、御座、阿児、英虞、飛海、立神、麻倉島、阿曽
読むことができましたでしょうか?
岡山県の美作あたりの地図を広げてください。難読地名がいっぱいです。ユダヤ人を表す「神」の字がつく地名もいっぱいです。
次回も、この地名を眺めてみようと思います。 


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