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小さな発見・新しい発見  7つの銅鐸発見(16) [神社からさぐる歴史]

前回、田村氏が「中山王国文物展」を見られて、感動して、関西で行われた時も見に行かれた話を紹介しました。
 蝋燭を立てる台を見付けて、これは素晴らしい技術だと思われたのです。銅鐸は作れても、これは現在の技術でないと作ることができないことを田村氏は知って居られたのです。
 前回、これは蝋を使って作ると書きましたが、この技術は、昭和の時代になってから考えだされたのではと思います。
ロストワックス法と云います。

ロストワックス法は蝋型鋳造(ろうがた ちゅうぞう)とも呼ばれます。まず、ワックス(蝋)で原型を制作し、これを石膏などの鋳型材に埋没した後、熱を加えてワックス原型を溶かし出します(脱蝋)。ワックスが流れ出た後には、原型の形をした空洞が残ります。そして、この空洞に金属を流し込んで固めることによって、原型の形どおりの鋳物が出来上がります。
 すごい技術が、紀元前に使われていたことを知りますと、展示物の観察は、一層詳しくなり、いろいろひらめいたと思われます。

黒陶器と漆 
金の首輪をした大型の犬が二頭埋葬されていました
十五連盞燭台が有りました。これは、15個の蝋燭が立てる事が出来る様になっている燭台です。燭台は樹枝状になっていますが、枝には、鳥と7疋の猿が坐ったりぶら下がったりしています。
 
この王国は、中山王国ですが、岡山県津山市一宮に中山神社があります。偶々、同じ漢字だとも言えますが、以前は、チュウザン神社と呼んでいたと言われます。猿を神さんとして祀ってある祠がありました。
 見に行ってきました。しかし、その後、猿を神として祀る歴史は調べていません。

 田村氏は、この展覧会をご覧になってから、どんどん、発想は膨らみ、今では、中山王国に居た人が、全員、岡山県にやって来たと書いて居られます。
 その証拠として、 発掘された中に有った犬は好きだった。 そして、日本にやって来て、[犬]が付く地名を岡山県あたりに、付けた。 地図で探してください。隠岐にもある。
 この調子で、全国に、イザナギとイザナミが進出していったと論を進めておられます。その最大の証拠が、その子孫の人達が、祭神をイザギとイザナミとして祀られ、現在も住んで居られることになります。
 日本の歴史は、この様に考えますと、神社に残されている資料は重要になります。

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