古事放談 3－23 日留山人

中国人不比等が書いた日本書紀にはイザナギ命がスサノオ命に「天香を治めよ」と命令したと書かれている。
　しかし古事記ではスサノオ命は天の岩戸事件を起こしたために神々の座から追放された。
　この事件はイザナギ命がスサノオ命に「海原を治めよ」と命令して、スサノオ命が自分は米子平野の根の国に赴任を希望したために発生したのだった。
　河原が河のそばの原である様に、海原とは海の近くの原で倉敷平野のことだった。ここに後日ヒルゼンから御所を移転した高千穂があった。　
　イザナギ命はこの時天照大神に「高天原を治めよ」と命令され、これはヒルゼン高原のことだった。　
　天照大神を祀った神社はヒルゼンに2社あることが、天照大神が居られた証拠である。
　月読命は「夜食之を治めよ」と命ぜられ、これは丹波の天田郡夜久野のことでよかった。
　夜久野の周辺に限って月読命を祀った神社が数社見付かったのである。


古事放談　　3－23　　93頁より引用


私からの一言
　①海の近くの原で倉敷平野
　②ヒルゼンから御所を移転した高千穂
　③天照大神に「高天原を治めよ」と命令され、これはヒルゼン高原のことだった。　
　④これは丹波の天田郡夜久野

4ヶ所の地名が登場です。地図で所在地を確認してください。

昔の人でも、広範囲に移動していたことが分ります。