SSブログ

歴史各論  勾玉(35)  勾玉製造元(24)ヒスイ製勾玉(14) 天神山古墳(6) [日本大好き]

鏡が日本製であれ、仿製であれ、大した変りがないと思います。中国人が作ったことには、違いがありません。
 例えば、トヨタが、アメリカで自動車を造った場合、これは日本製です。部品もアメリカで造って組み立てているように思いがちですが、今回の福島の原子力発電所の事件で判ったように、大切な部品は、日本から送っていたために、組み立てが出来ず、組み立て能力は半減したと思います。
 どうしても、日本人の考え方を抜きにしては、アメリカでも、トヨタ製の車は、製造できません。
 日本の古墳から出土する鏡は、漢軍の戦死者を葬るのに必要な漢人の身分証明書と考えませんと、歴史は成り立ちません。
 どこの古墳でも、大きい古墳ですと、歴史家の方は「この地方の豪族の墓だと思われる」と書いておられます。中には、豪族が豊かになったから、銅鏡を買い求めた様に書いておられますが、当時は、まだ、貨幣はなかったように思います。
 前漢が滅びたあと、「新」の国の人がやってきました。その人が使っていた貨幣が、日本において見つかっていますが、この貨幣は流通していなくて、中国人同士では使われていたのではないかと思います。(貨泉) http://tragan.web.infoseek.co.jp/komonsen/komon6.htm) 
 
 九州の古墳から、多くの銅鏡が書都度していますが、この豪族たちは、中国へ行って、買ったか、物々交換で手に入れたことになります。
 このような無理な発想をしなくても、中国人、皇帝から軍人であることの身分証明書である漢鏡を貰って、日本に赴任、そして、自分の部下に、銅鏡を作って与えても良い許可を貰っていたとしますと、中国には一切ないのに、日本だけに、三角縁神獣鏡がいっぱいある理由が説明できることになります。

 天神山古墳のことは、今日で6回目になりますが、今までにみてきた古墳と異なる点があります。
 大和天神山古墳の特徴はつぎのようになると思われます。
①水銀朱が41キロと多かった。
②天井石を設けない特異な竪穴式石室
③銅鏡が23面あった。
④木棺と思われる棺があったが、人が入っていた形跡がなかった。
 
③銅鏡が23面あった部分が気になります。多いだけですと、すぐ隣の黒塚古墳も椿井大塚山古墳も、30面ほど出土しています。
 多くの場合、棺の中に、本人が持っていた銅鏡を置き、棺の外に、部下に支給する鏡を置いていますが、全部、棺の中に、納められていました。

前回、複数の人が埋葬されたのではないかと書きました。では、なんのために と疑問がわきます。
 この時は、激しい戦いがあり、多くの人が死んだのではないか と考えています。

この時とは、何時の事かです。崇神天皇陵がすぐ、近くにありますが、天神山古墳は崇神天皇陵の陪塚ではありません。天皇は、このように沢山の銅鏡は持たない筈です。
しかし、崇神天皇と関係があるのではと考えます。
 崇神天皇の御世に多くの人が死んだ事件は、二つあります。
 長くなりますので、次回にします。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

電光石火鋼

 歴史のお勉強もいいですが、昨今の大震災や円高にマスコミの反応は鈍い。大事なのは「日本よ立ち上がれ!」なのですが全然そういう気にならない異常さ。日本を立ち上がらせるメーカとは頭に日が付くメーカーでしょう日産とか日立とか日航とかだけど、いま未曾有の危機にいる日本が立ち上がるというゴロから考えると日立に頑張ってもらいたい。自衛隊か日立しかない。三菱はすこし欧州系資本が入ってパープリン状態に陥っている。
by 電光石火鋼 (2011-10-01 20:38) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。