SSブログ

歴史各論  勾玉(40)  勾玉製造元(29)ヒスイ製勾玉(19) 湯迫車塚古墳(2) [日本大好き]

三角縁神獣鏡の研究 型式分類編】小林行雄著が、あります。
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/72981/1/KJ00000077605.pdf
 全部で、76頁ありますが、まだ、10頁ほどしか読んでいません。どうやら、同氾鏡を中心にして考察を試みておられるようです。資料は多いほどいいのですが、余り多いと、素人の頭では処理しきれません。
 先ず、一番になにが書いてあるのか判りません。次は、鏡の名前が、複雑すぎて、鏡を見ていないものには、どのような鏡なのか判りません。 これらの鏡は、どこにあると書いてありますが、素人には、見せてもらえません。
 文句を言ってないで、転載させてもらいます。

 P98 の2 竜虎画像帯鏡 のところに書いてあることを記します。
 〔問箔鏡〕岡山市湯迫車塚古墳。東京国立博物館編『日本考古展目録』(昭和四四年)七四頁三図。
奈良市大和田町丸山古墳(伝)。『奈良市史(考古編)』(昭和四三年〉図版一五。
滋賀県野洲郡野洲町小篠原大岩山古墳。梅原末治「近江国野洲郡小篠原大岩山の一古墳調査報告」〈円考古学雑誌』第一二巻第一号、 大正一O年)第三図。
群馬県富岡市南後箇北山古墳。後藤守『古墳緊英ハ上篇)』(昭和一七年〉図版第三九日。
以上
竜虎画像帯鏡は、全国にいくつあるのか判りませんが、上記の4つの古墳から出土した竜虎画像帯鏡は〔同氾鏡〕ですよという意味でしょうか。
 同氾鏡とは、同じ鋳型を使って、作った鏡と言うことらしいです。その鋳型を使って上の4つの銅鏡を作ったのか、湯迫車塚古墳を元にして、後の3つの銅鏡を作ったのかは書いてありません。
 最初に、〔同氾鏡〕岡山市湯迫車塚古墳と書いてありますから、湯迫車塚古墳を元にして、阿庤の3つを作った可能性はあります。何故かと云いますと、次のページの5,6,7,8,9の5つの鏡は、すべて、岡山市湯迫車塚古墳が最初に書いてあります。

真説日本古代史 西野凡夫著 岡山・湯迫車塚古墳から出土した11面の三角縁神獣鏡の内、9面は、京都・椿井大塚山古墳などから出土した鏡と同氾関係があったとされている。椿井大塚山古墳の被葬者から、湯迫車塚古墳の被葬者に分与されたものである。
 と書いておられます。
 このように書きながら、続けて、湯迫車塚古墳の被葬者が、椿井大塚山古墳の被葬者に与えたと書いておられます。

この9枚が、同じ様な鏡なのか、判りませんが、上に書きました
5,6,7,8,9は、どのような鏡かは、【三角縁神獣鏡の研究 型式分類編】を見れば分ることになります。
5---天王日月・獣文帯変形重列式神猷鏡
6---陳氏作神獣車馬
7---陳氏作神獣車馬鏡
8---陳是作四神二獣
9---新作徐州銘四神四獣鏡
 以上の事から、5つとも、鏡の種類が違うことが判ります。

一人の人に、一度に渡すのではなくて、一人に一枚ずつ渡したはずです。仮に、5年に渡したとしますと、9枚で、45年に亘って与えたことになります。

湯迫車塚古墳の被葬者が死んだときには、新しい家来が出来た時には、与えようと11枚の鏡を持っていたことになり、このうち、9枚は、椿井大塚山古墳にあったことになります。
 椿井大塚山古墳からは、三角縁神獣鏡32面と、内行花文鏡2面、方格規矩鏡1面、画文帯神獣鏡1面など計36面以上の鏡が出土しています。
 
 32面の三角縁神獣鏡のうち、9面は湯迫車塚古墳にあるのと同氾鏡であったことになります。
 椿井大塚山古墳の被葬者は、自分用の

椿井大塚山古墳と三角縁神獣鏡の研究
http://inoues.net/mystery/3kakubuchi_tubai.html
において、岡村という方は、次のように書いておられます。
三角縁神獣鏡の配布について小林行雄は、椿井大塚山古墳を中心とした同笵鏡の分有関係から、その保管と配布において椿井大塚山古墳の首長が直接的な役割をはたしたと考えた(小林1961)。

これは、間違いではないかと思います。何故かと云いますと、この頃は、奈良、滋賀、岡山、大阪の殆どは、中国人が支配していました。総元締めは、吉野ヶ里ですが、中間の拠点は、岡山であり、湯迫車塚古墳は、その中でも、中国人最後将軍だったと考えています。

 上の様に同氾鏡のことを知らないときに、
温羅は備前車塚古墳に葬られました
http://homepage1.nifty.com/o-mino/page1328.htmlを書いています。
 この後、中国人のグループが交代することになると思います。
大阪に出現した倭の五王などがその一例です。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。